おはようございます、Rinです。
先日の、施設に入所した母の記事には、いつも以上にたくさんの方に読んでいただきました。
コメントやメッセージも本当にありがとうございました。
従妹や叔母と向き合い、長い時間話をしたことで、自分の中でも「伝えたいことは伝え切った」と感じていました。
従妹たちの家を後にし、そのまま向かったのは母が入所している施設でした。
母が入っていたのは、住宅型有料老人ホームです。

住宅型有料老人ホームは、食事や洗濯、掃除などの生活支援や見守りサービスがついた高齢者向けの施設です。
特別養護老人ホームのような介護保険施設とは違い、「負担限度額認定証」を使って食費や居住費が軽減される仕組みはありません。
ただ、その分施設ごとに料金設定もさまざまで、金銭状況に合わせて選べるところが多い印象です。
また、特養のように長期間待機するケースも比較的少なく、介護認定がなくても入居できる施設も多いですね。
反対に、介護度が重くなると退去が必要になる場合もあります。
これも施設ごとに対応が違いますが、介護が必要になった場合は訪問介護やデイサービスなど、外部の介護サービスを利用しながら生活する形になります。
外部医療機関と連携し、医療ケアに対応してくれる施設もあれば、そうでない施設もあります。
そんな施設に母は入所していました。
小さな平屋の賃貸住宅で暮らしていた母は、自力での移動が難しくなり、自宅での生活継続が困難になったことで、当時のケアマネジャーさんと相談し、この施設へ入所したそうです。
介護度は要介護3。
施設内では車いすで移動していました。
施設では責任者の方とも色々お話をしました。
もちろん、娘である私たちではなく、従妹たちが入所手続きを手伝っている時点で、事情はある程度察していたようでした。
そして、久しぶりに会った母。

正直、知らなければ通り過ぎてしまうほど歳を取っていました。
脳梗塞を経験し、転倒による骨折も二度。
今は車いす生活です。
私の顔を見ても、最初は分からなかったようでした。
「〇〇だよ」
そう声を掛けて、やっと気付いたのです。
「〇〇(従妹)姉ちゃんから、ここに入所したって聞いたから顔を見に来たんだよ」
そう伝えると、母は開口一番こう言いました。
「母ちゃんは何も悪くない」……ああ、やっぱりそうなんだ。
何となく、そんな気はしていました。
期待していなかったつもりなのに、少しだけ残念な気持ちにもなりました。
でも、この状態になった母に、今さら何を言っても変わらない。
そう思いました。
「うん、うん、分かったよ。もういいよ」
私はそれだけ答えました。
その後は少し世間話をして、体調のことを聞いて。
帰り際、母は「たびたび来てよ」と言いました。
私は「はい」とだけ返事をして施設を後にしました。
帰る時、施設長さんからこう声を掛けられました。
「色々なことがあったとは思いますが、時々会いに来てあげてくださいね」
父は亡くなる前、「母ちゃんがかわいそうだから顔を見せに行ってやってくれ」と言っていました。
きっと、自分自身の若い頃の行いをどこかで後悔していたんでしょうね。
認知症になってしまったけれど。
でも母は、最後まで「自分は悪くない」と言いました。
帰り道は、何とも言えないモヤモヤした気持ちでした。
まだ、許せるところまではいっていません。
でも、この人もきっと、自分の人生の負い目を抱えながら生きてきたのかもしれない。
そう思うと、どこかで許していかなければいけないのかな、とも感じました。
私自身だって、決して立派に生きてきたわけではありません。
犯罪のような大きなことはしていなくても、知らないうちに誰かを傷付けていたことはあると思います。
特に私は、昔から少し言い方がきついところがありますからね(笑)
誰だって、後悔のない人生なんてないのかもしれません。
まだ時間はかかると思います。
でも、時々は顔を見に行こうかな。
そんなことを思っています。
長く私の家族の話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
また何か変化があれば、記事にしたいと思います。
それでは、また。















コメント
コメント一覧 (2件)
RINさん、よく行かれたと思います。かなり葛藤があったと思います。本当にご苦労様でした。
お母さまの言葉・・・娘としてはガッカリですよね。でもずっと心の中に罪悪感がつきまとっていたのでしょうね。
うちの両親も反省はありません。理解できないんだと思う。
そしてRINさんの言葉同様、わたしだって息子たちを傷つけていないと言い切れない。
これからも後悔の無い人生を送るしか無いのだと思いました。
わたしも読んでて辛かった。
だけどあなたは優しくて強くて素敵な人です。
ことりんごさんへ
いつもコメントありがとうございます。
正直、施設へ向かう車の中でも、色々な気持ちがぐるぐるしていました。
会わないままの方がいいのかもしれない…そんな気持ちもありました。
だから「よく行った」と言っていただけて、少し救われる思いです。
母の「私は悪くない」という言葉は、やっぱりどこか寂しかったですね。
でも、おっしゃる通り、きっと長い間ずっと罪悪感を抱えながら生きてきた部分もあるのかなと思いました。
そして、自分自身も“誰も傷つけずに生きてきた”なんて、とても言えませんよね。
親の立場になった今だからこそ、余計に色々考えてしまいます。
読んでいて辛かったと言いながら、最後まで寄り添ってくださって本当にありがとうございました。
優しくて強いなんて、もったいない言葉ですが…そう言っていただけて嬉しかったです。
Rin