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冬になると家の中が危険地帯になる理由、ケアマネは知っている

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おはようございます、Rinです。
突然ですが、皆さんの働く職場でラジオ体操は行いますか?

私が介護の現場にいた時には、朝礼が終わったあとにラジオ体操をしていました。
正直に言うと、若い頃は「はいはい、体操ね」くらいにしか思っていませんでした。

でも最近は違います。

自宅でも、バレーボールやインディアカの練習前にラジオ体操をします。
体、硬っ……。曲がらん。伸びん。
「昨日こんなに体、固まってたっけ?」と、自分で自分にツッコミを入れたくなる時もあります(笑)

でもこれ、ちゃんと理由があるんですよね。
体が硬くなったまま動き出すと、転倒やケガが起きやすい。
だからラジオ体操で、ゆっくり体を起こしていく。

これ、実は高齢者の暮らしにもそのまま当てはまります。

冬になると、寒さで筋肉は硬直しやすくなります。
血流も落ちて、歩幅は自然と小さくなる。
「足は上がっているつもり」でも、実際にはいつもより上がっていない。

その状態で、いきなり家事。
いきなり動く。
いきなり段差。

……そりゃ、つまずきます。

さらに冬は、服をたくさん重ね着します。
これもまた、動きにくさの原因。

袖が長くなって、「あ、取れる」と思って手を伸ばしたら、袖が引っかかってポットを倒す。

実際、こういう話は珍しくありません。
ポットの事故は火傷につながりますし、高齢者の場合、皮膚が薄くなっているのでダメージも大きい。

「ちょっと赤くなっただけ」で済まないこともあるんです。

冬は食べ物も油断しがちです。
「寒いから大丈夫でしょ」と思って置いていたおかずが、暖房の影響で思った以上に傷んでいることもあります。

元気な人なら「お腹ゆるかったなー」で終わる話でも、高齢者の場合、それが命取りになることもあります。

実際、「危うく食べそうになっていた」という場面に出くわしたこと、何度もあります。

そして、冬の定番。
こたつ。ホットカーペット。

あったかくて最高なんですが、コードが……多い。

足元を通るコード。
ちょっとめくれたこたつ布団。
ほんの数センチの段差。

これで足を引っ掛けて転倒、というケースも本当によくあります。

さらに注意したいのが、カイロやあんか。
寒いから、と長時間当ててしまって、低温火傷。
皮膚が弱くなっている高齢者は、気づいた時には火傷していた、ということもあります。

夏は熱中症が心配ですが、冬は冬で、別の落とし穴があります。
トイレが近くなるのを気にして、無意識に水分を控えてしまう。

結果、軽い脱水。
ふらつき。
転倒。

「冬に脱水?」と思われがちですが、実は珍しくありません。

ケアマネとして、こういう場面をたくさん見てきましたが、同時に思うのは、これ、全部“特別な話”じゃないということ。

そして、私自身も人ごとではありません。

今年、還暦に王手がかかりました。
最近、ちょっとしたことで「あれ?こんなところぶつけたっけ?」「なんでここ青あざ?」なんてことも増えてきました(笑)

だからこそ思います。
冬は、「気合」じゃなく「段取り」。

いきなり動かない。
服を着込みすぎない。
足元を一度見る。
コードや布団、邪魔になっていないか確認する。
食べ物、もう一回チェックする。
水分、意識してとる。

介護保険の住宅改修や福祉用具の話もありますが、その前にできること、実はたくさんあります。

以前、「親の異変に気づくポイント」として、認知症初期の行動について書いた記事があります。


怪我も、体調不良も、「ある日突然」ではなく、たいていは小さなサインの積み重ね。

冬は静かにリスクが増える季節です。
大ごとになる前に、今日の暮らしを、ほんの少し見直す。

私も、自分に言い聞かせながら、
今年の冬を乗り切ろうと思います。
それでは~また。

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