同世代の友人や同僚と会うと必ず出るのが「体調」と「親の介護」の話しからの~家の片付けができない話。
昔は、もっと色気のある会話もしていたけれどね(笑)
みんな同じく歳をとったのね・・・そう改めて思いました。
そこで、今日は、久しぶりに老前整理を意識した片付けネタです。
過去を思い出しながらまとめてみました。
50代から始める生前整理|思い出の品との向き合い方
「まだまだ元気だし、生前整理なんて早いわ〜」
そう思っていた私が、生前整理に向き合うようになったのは、ある日ふと収納庫に入っていた思い出の品がきっかけでした。

それは、今ではすっかり大人になった娘が、幼稚園の頃に描いた家族の絵やお手紙。
取りあえずケースに詰め込んでいた写真。
実は、段ボールにも整理されていない物がありました💦
「懐かしい…」と思うと同時に、「これ、どうしよう?」という気持ちが胸に広がりました。
思い出の品って、捨てるに捨てられない。
でも、このまま詰め込んでおいても、誰かが困るかもしれない。
そこから私の「生前整理」が始まりました。
片付けないとどうなる? 〜デメリットもチラリ〜
まずは、あえて言わせてください。
「片付けないとどうなるか」を。
- 物が多すぎて探しものばかり
- 転倒のリスク(つまずくのはラグだけじゃない、置きっ放しの物だったりする)
- 思い出の品が埋もれて存在すら忘れる
- いざという時、家族が何が大切な物か分からない
・・・と、まぁまあのデメリットがあるんです。
特に「あとでやろう」と思って数年、気づいたら押し入れが「思い出迷路」になってたのは私だけじゃないはず。
「手放す」=「捨てる」ではない
私がたどり着いた答えは、
生前整理は“捨てる”ことじゃないということ。
たとえば、子どもの絵等の思い出の物。
スキャナーで取り込みカテゴリーごとに分けてまとめました。
お気に入りの写真だけを2冊にまとめました。

ダミーボックスの中には、お手紙等の写真以外の思い出の品が入っています。
家を出なければならない事になったら(介護施設に入るか、災害時に持ち出すか・・・)これを持って行く予定。
スマホで写真に残して、フォトブックにするのもいいですね。
現物は、悩みに悩んで、1部を残して感謝の気持ちを込めて手放しました。
すると、なぜか不思議。
「持っていた頃より、思い出が鮮明に感じられる」んです。
手軽にスマホやパソコンで見る事ができるので、友達や親族との共有も簡単にできます。
思い出の品って、量じゃなくて「残し方」なんですね。
片付けのメリットって?
じゃあ片付けたら、どんないいことがあるのか?
- 掃除がラクになった(腰にやさしい)
- 家が広く感じる(気分もスッキリ)
- 思い出を「選ぶ」ことで、自分を見つめ直せる
- 子どもや家族が「助かった!」と言ってくれる(←これ結構うれしい)
なにより、未来の自分にとって、身軽になる準備になるんです。
60代、70代、もっと先でも「私らしく」暮らしていたい。
その第一歩が、生前整理だったんだなと、今は感じています。
まずは“思い出の箱”から始めよう
いきなり家中を片付けるのは大変。
なので私は、小さな“思い出の箱”を作りました。
- 手紙
- 写真
- 子どもの作品
- 昔の年賀状
とりあえず全部ここに入れて、時間があるときに少しずつ見返して、「これは残す」「これは写真に撮ってお別れ」と、ゆっくり仕分け。
この「ゆる整理」、意外と続きます。
あなたの未来が、もっと軽やかになるように
生前整理というと、なんだか寂しい響きに感じるかもしれません。
でも実際は、「自分のための“心と暮らしの整え”」なんです。

モノと向き合うことは、自分の人生と向き合うこと。
「まだまだ若いから」こそ、できるんです。
体も動くし、判断力もある。
何より、「自分の意思」で残すものを決められる。
死んだ後のことは関係ないと思う方もいるかもしれませんが、私は自分の大事な物がぞんざいに扱われるのはちょっと嫌だな。
それを気にして「あれもやってない」「こうしておけばよかった」と動けなくなってから心配になりそうでね(笑)←これは性分ですね。
さあ、まずは「思い出の箱」を作ってみませんか?
一歩踏み出せば、きっと心も軽やかに。
未来のあなたが、「やっておいてよかった」と思える日が来ますように。
定期的に、続きを書いていきますね。
それでは~また。



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