親の家の片付け
先日、親の片付けの事でKさんより質問がありました。
隣に住んでいる父の家の事です。
物を捨てられない人で、使う予定もないのに沢山の物を取って置いて困っている。
例えば・・・
- 新聞紙が天井に届くほど積み上がっている
- 使う予定がない牛乳パックが、50個以上テーブルに並んでいる
几帳面なお父様らしく、牛乳パックは綺麗に洗って取ってあるそうですし、新聞紙も乱雑に置いてあるわけではないそうです。
そう、汚くしている訳ではないようです。
何度か、片付けるように促したそうですが、「いつか必要になる時がある」と言って聞き入れてくれないそうです。
その話を聞いた時に、それも一理あるなと思いました。
しかし、Kさんにとっては、その使い切れない程に溜まった物を、何とか片付けて欲しいと思っているようです。
要するに、目障りなんだと思います。
物がたくさんあって困る事
部屋にモノがたくさんあって、困る事はなんでしょうか?
- 掃除がしにくい
- 探し物が見つからない
- 人を招きにくい
- 家の傷みが早い
- 害虫が発生しやすくなる
- 危険
一番の問題は5、6番です。
不衛生にしていることで、虫やカビが発生すると、住んでいる人の体調が心配です。
また、災害があった時に、多くの荷物で怪我をしたり、通路を塞がれて逃げられなくなったりします。
この安全である事が、脅かされてしまう場合は、じっくり話し合って片付けた方が良いと思います。
自分の領域が侵された時
物が多くて危険でなければ、ある程度は自分の領域を侵されない限りは、本人の気が済むようにした方が良いと思います。
領域を侵されるとは、例えば・・・
- 調理をしたくても物が多くて作れない。
- 自分の部屋や通路まで父親の荷物が入り込んでいる。
そうでなければ、無理やり片付けることは親子関係にもひびが入ってしまうと思います。
自分自身が暮らしにくいと感じたら、そこからはコミュニケーションを取って、少しずつ解決していくしかないですね。
何でもかんでも「捨てろ、捨てろ」と言わない事。
コミュニケーションを取ることは、物の片付け以前に、親子の関係がどうだったかも大きく関係しています。
親子関係によっては、直ぐに片付く問題ではないかもしれませんね。
まとめ
親の物で困るのは、大事なモノとそうでないモノが一緒に収納されている事です。
- 大事なモノをわかるようにしておく
- 捨てるではなく、分ける
しっかり分けてあれば無理して捨てることもないと思います。
牛乳パックも新聞紙も、どんどんお父様からもらったらどうでしょう。
自分の家で使ってみるのも良いでしょう。
そう言ってもらってきちゃいましょう。
使い切れなければ、Kさんの家で処分するのもありです。
自分の持ち物が否定されると悲しいです。
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遺品整理の事も、参考にしてください。
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娘もかなり物を減らしました。