親の家の片付けかた(遺品整理)
先日のアンケートからの質問について書きたいと思います。
楽しく拝見させていただいています。
今後、一軒家をリノベーション予定です。
いろいろ参考にさせていただきます。
平屋に建て替えたかったのですが…亡くなった義両親の物があふれています。
どのように片付けていけばいいでしょうか?
亡くなった義両親の物があふれていて困っているのですね。
亡くなった直後だと、整理するのが難しい場合も多いと思います。
少し時間をおいて、気持ちが落ち着いたら、いよいよ片付けです。
遺品整理のやり方
- 残された家族がやる
- 専門の業者にやってもらう
遺品整理を専門にやっている業者も最近は多くなってきました。
廃品業者の処分費用も、業者によって色々です。
遺品整理の料金相場 を載せておきます。
交渉次第で安くなるかも?←必須
家族で遺品整理をする場合
今回は、家族がやる場合です。
- 残す物
- 処分する物
- 譲る物(寄付)
- 売る
これは、遺品だけでなく、普段の生活でも同じですね。
整理する(分ける)ことが大事です。
思い出があるものを処分するのは、心苦しいかもしれません。
手に取ってみると、どれもこれもまだ使えそうで、処分してよいのか悩んでしまう事もあると思います。
しかし、全部取っておくことは難しいので、自分なりの基準を設けて処分したらよいと思います。
処分の例をあげてみました。
- 介護用品などは寄付(私の介護事業所は、封を切ってしまった紙おむつでも、喜んで貰いました。)
- ピンぼけしていたり、写っている人が分からなかったりする写真は処分
- 賞状やトロフィー等は、子や孫の代まで記念に残しておきたい物以外は処分
- 趣味の物や服など、残したい場合は1~2点に数を絞って残す
- 食器や雑貨などは、自分の家で使いたい物以外は処分
もちろん、高価な物は処分ではなく、買い取りしてもらったらいいと思います。
最初にやるのは、お金や証券など相続が絡むような物が入っていそうな大事な場所からです。
相続財産になるような物であれば、あらかじめ確認しておかなければなりません。
(貴金属、絵画、時計等)
その後は、一部屋毎にやる場所を決めて、コツコツとやるしかありません。
婚礼家具などの、大きな家具の中身から手を付けると、大きな家具を早めに処分しやすくなります。
反対に、アルバムやDVDなどからスタートすると、思い出がよみがえってなかなか先に進めません。
サッと仕分けができるように、市指定のゴミ袋以外に、段ボールなどに「保管・譲る・・・」等、書いてドンドン分けていくとよいです。
体力と相談で、この箱が一杯になったら、今日は終了と決めてやるのもありです。
一通り分けたら、あとは自宅から出します。
市指定の場所に出したり、まとめてクリーンセンターに持参したりします。
買い取りや不用品の処分は専門家に依頼
自分で分けた遺品を買い取ってもらったり、処分したりするにもエネルギーがいります。
自力で処分するのが難しい場合は、捨てる物と買い取ってもらう物はまとめておいて、一括で引き取ってもらいましょう。
不用品 ➡引取り業者に依頼
買い取り➡出張買い取り
着物などは、専門の買い取り業者に依頼するのが良いかもしれません。
そして、譲る物や寄付はそれぞれの方へ
まとめ
一度整理して残した物でも、時間が経過すると(気持ちの整理がついたら)不要になる物もあると思います。
その時に、再度見直して処分してもいいですね。
遺品整理は心の整理です。
最初は、あまりの物の多さと、思い出が詰まった家(部屋)の片付けに、気が滅入ってしまうことでしょう。
しかし、片付けていくなかで、徐々に心の整理がついていく。
そんな風になると良いと思います。
最近は、親の家の片付けは「親・家・方」(おやかた)と呼ぶようですね。
50代のうちに、自分の片付けを終わらせておかないと、おやかたと重なってしまいます。
早めに、自分自身を身軽にしておくことが大切だと思います。
それでは~
私の断捨離計画はこちらです。
捨てなくても暮らしやすくできる?