片付けの効果
仕事柄、高齢者の自宅へ訪問することが多いです。
その時に、しみじみと感じるのは片付けの必要性です。
40年以上も溜め込んだ荷物を、一気に片付けるのは大変です。
50代のまだ体が動けるうちに少しずつやっておく事がお勧めだと思います。
片付けは見た目がスッキリ気持ちよくなるだけでなく、こんな効果があります。
- 転倒や事故を防ぐ
- 家事がラクにできる
- 介護がしてもらいやすくなる
- 災害時の被害が減る
- 子供たちの負担が減る
転倒や事故を防げる
室内だけでなく、廊下等の通路に荷物が床置きされていると危険です。
ちょっとした障害物で転倒しやすくなるので、片付けてある室内はそれだけで事故のリスクが減ります。
家事がラクにできるようになる
実家を思い出してみてください。
子供たちが独立したり、高齢の親を看取ったりして家族が減ったのに、物の量やその置き場所が変わっていないと言うことはありませんか?
使っていないモノが使いやすい位置にあったり、頻繁に使う物が屈まないと取れない場所にしまってあったり・・・・。
屈む、腕を高く上げて取る動作は段々厳しくなります。
当たり前に置いている場所を変えるだけで、とても出し入れがしやすくラク家事になります。
まずは、ベストな位置を考えて仮置きしてみると良いです⇒☆記事を見る
そして、現在ほとんど使用していないモノを収納場所から取り出して、今後も使用する予定がなければ手放す事も必要かもしれません。
手放さなくても良い方法を以前記事にしました。⇒☆記事を見る
介護がしてもらいやすくなる
体が不自由になり、介護サービスを受けようと思っても部屋が散らかっているために受け入れを拒む人もいます。
ヘルパーに来てもらうために、家族が一生懸命に部屋を片付けるケースもあります。
ヘルパーや福祉用具貸与等の介護サービスをスムーズに受けるためにも、片付けておいた方が良いですね。
もちろん、部屋が散らかっていると言っても、サービスを提供する側の事業所は問題ないのですがね(笑)
災害時の被害が減る
災害はいつやってくるかわかりません。
地震での負傷者の約30~50%の人が家具類の転倒や落下・移動によるものと知っていましたか?
いつも生活している室内の物を減らし片付けておくだけで助かる命があります。
子供たちの負担が減る
このブログにも、実家の片付けについて時々質問が届きます。
私が受け持った利用者の家族も、同じように大変な思いをして整理した人がいます。
お金も、時間も、体力もいる事です。
「大事な物と、そうでない物が混ざっているから仕分けが大変」と、仰っています。
「大切な物はここにある」「この部屋の物は全て処分してよい」そんな風に、分けてくれてあると残された家族は助かります。
まとめ
片付けの効果は見た目だけでなく、こんなにメリットがあるんですよね~。
「片付けなくては」と長年思っているならば、いっそのことやってしまって残りの人生を片付けで悩まないで過ごしたいと思いますね。
片付けのメリットについて書きました。
それでは~
使う予定もないの処分しない親のケースはこちらです。
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