お盆になると思い出す、不思議な体験があります。
小学生の頃の、あの夏の夜のことです。
子どもの頃の不思議な夜
ちゃぶ台の上で宿題をしていました。
鉛筆を握ったまま、うつ伏せになって眠ってしまったようです。
気がつくと、部屋の空気がひんやりしていて、私はちゃぶ台のそばで横になっていました。
目を開けると私の周りを、白装束を着たお年寄りがぐるりと囲んでいるのです。
誰も笑っていません。

驚かせようという雰囲気もなく、何やら私のことを覗き込みながらひそひそと話していました。
怖くてたまらず、声を出そうとしました。
でも、体も動かないし、声も出ません。
心臓だけがドクドクと音を立てています。
必死に体に力を込め、「エイッ!」と起き上がった瞬間…白装束の人たちは、跡形もなく消えていました。
金縛り(睡眠麻痺)って?
大人になってから調べてみると、これは「睡眠麻痺」と呼ばれる現象に近いようです。
睡眠中に脳だけが覚醒し、体はまだ眠っている状態。
動けない、声が出せない感覚と同時に、幻覚や幻聴を伴うこともあります。
多くの場合、ストレスや疲労、寝姿勢などが引き金になるそうです。
あの時期はお盆でした。
もし、あの人たちが私や家族のことを話していたご先祖様だったのだとしたら…もう一度だけ、会ってみたい気もします。
今年のお盆と、夫の実家で思ったこと
そして今年のお盆。
夫の実家へ行き、大学生の時に亡くなったお父さんにお線香をあげてきました。
お盆は、ご先祖様に手を合わせると同時に、自分と縁の深い神社や土地にも思いを馳せる時期でもあります。
私は以前、自分の産土神社を調べて参拝したことで、気持ちがすっきりし運気が整ったように感じました。

方法や氏神さまとの違いは、「自分の産土神社を見つけて運気アップ!氏神さまとの違いも詳しく解説」にまとめています。
また、お墓や供養の形について考えるのもお盆ならでは。
我が家でも「墓じまい」を経験し、永代供養という形を選びました。費用や具体的な流れは、「墓じまい:費用とやり方を解説!私たちの選んだ永代供養の詳細」に詳しく書いています。

義母の介護保険が更新に——私の新しい役割
今回はそれだけでなく、要支援1だった義母の介護保険証が更新され、新しい認定結果は「介護度1」でした。
脳梗塞で倒れた後、体の状態は回復したものの、認知が少し進んでしまったのです。
来月からは、私が義母の担当ケアマネジャーになり、ケアプランを作ることになりました。
これからは、今まで以上に頻繁に実家へ通う日々になりそうです。
お盆は、暮らしを見直すきっかけ
お盆は、亡くなった方を思い出すと同時に、家や持ち物の整理について考えるきっかけにもなります。
私も過去に子を捨てて蒸発した父親の遺品整理を経験しましたが、時間や費用、心の整理まで含めてなかなか大変なものでした。


その時のことは、【遺品整理】実家の片付けにかかった時間と費用に詳しく書いています。
お盆って、会えない人にちょっと会えるような気がします。
今年は線香の煙を見ながら、「あの夜の静かな気配」をふと思い出しつつ、義母のこれからの暮らしのことも、のんびり考えていました。
皆さんはどんなお盆を過ごされたかな?
それでは~また。
お盆は終わっても、お参りやお彼岸、来客時に活躍する人気の定番アイテムです。
煙が少なく香りの良い進物線香と、日持ちして手土産にも喜ばれる高級和菓子。



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