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与える相手を間違えてた?人間関係の悩みが軽くなった理由

記事内にはプロモーションが含まれます。

私には、長い間胸の奥にしまっていた2つの痛みがあります。

ひとつは、子どもの頃に経験した、親の蒸発。
もうひとつは、最初の結婚で味わった、お金の苦しみです。

家庭は、けっして安らげる場所ではありませんでした。
父の暴力、母の涙、そして何より「安心できない毎日」。

ある朝、両親は私と姉を残して家を出ていきました。
「起きたらおばあちゃんに電話してね」とメモを残して。

父親と再同居してからは更に苦しい日々が続きました。

バイト代を奪われたり、空腹で眠れなかったり、残り一つのクリームパンを父に食べられたことが悔しくて泣いた日もありました。

でも、どんなにしんどくても、学校では笑っていた。
笑っていれば、いつかいい人に出会える。
そう信じていたんです。

本音なんて、誰にも言えなかった。
「大丈夫だよ」って嘘をついて、毎日をなんとか生き抜いてきました。

🔗詳しくはこちらをご覧ください→親の蒸発で揺れる子供の心と親の介護

そんな日々の中でも「ほんの少しでも明るく、元気にいよう」と心がけてきたんです。

それは、自分の未来を自分で否定したくなかったから。
もし諦めたら、それは自分の将来をも捨てることになると思ったからです。

そう、私は「元気だから元気だった」のではなく、
「元気じゃないから、元気だった」んです。

元気そうに振る舞っていただけ。
でも、不思議とそうしていると、似たように明るく前向きな人たちが少しずつ集まってきたんですよね。

無理に合わせるのではなく、自然体でいられる人とつながる。
それが、私が「人間関係に疲れなくなった」理由かもしれません。

今では、ストレスを感じる人とは、無理せず距離を取ることもできるようになりました。
それだけでも、心がとても軽くなります。


やっとの思いで掴んだ最初の結婚も…残念ながら、幸せとは言えないものでした。

元夫は、義兄たちからの借金の申し出を断れず、私に隠れて借金を重ねていたことが分かり、私は離婚を決意しました。

子どもや私に手をあげることもなかったし、女性問題もなかった。
でも、ずっとお金のことで悩み続けた結婚生活でした。

昼は正社員、夜はファミレスで働き、「自分がもっと頑張れば何とかなる」と信じていたけれど、限界でした。

結局、16年近く(別居期間含む)続いた結婚生活に、自分から終止符を打ちました。

🔗詳しくはこちらをご覧ください→元夫と別れた理由

そして再婚。
もうお金で苦しみたくない。家族を大切にする人じゃないと無理。
そんな強い想いが、私の中に根づいていました。

今の夫とは、ゆっくりと、穏やかに暮らせています。

今、こうして穏やかな日々を送っているからこそ、ふと過去を思い返す余裕ができたのかもしれません。

そして出会ったのが、長松茂久さんの『君は誰と生きるか』という本でした。

読んだとき、私は涙が出るほど共感したというよりも、「ああ、あれはそういうことだったのか」と、腑に落ちたんです。

笑顔があふれる場所には、人が集まる。
楽しさは、内から外へ伝播する。

私はずっと、元気じゃないのに笑ってきた。
でも、そうやって過ごしてきたからこそ、似たように前向きな人たちが少しずつ周りに集まってくれました。


ちなみに、前夫はその後、病気で亡くなりました。
葬儀で前夫の姿を見たとき、ふと思ったんです。

「もしかしたら、あの人も人生に悩み、苦しんでいたのかもしれないな」

そして、こんな風にも思いました。

「もし、彼が“与える相手”として、私ではなく他の誰かと出会っていたら、もっと幸せな人生を歩めたのかもしれない」

与えても返ってこないってことじゃなくて、ただ単に君が与えるべき人を間違っているだけ。

長松茂久さんの言葉です。
この言葉に、私はどれだけ救われたか分かりません。

あの頃の私は、必死で何かを与えようとしていた。
でも、それが報われなかったのは、私がダメだったからじゃなかった。

ただ、「与える相手を間違えただけ」。

そう思えるようになってから、過去のいろんなことが優しい記憶に変わっていきました。

今、人間関係で悩んでいる人がいたら、伝えたいんです。

あなたが悪いわけじゃない。
ただ、相手を間違えていただけ。

あなたが心地よく笑っていられる場所、あなたの優しさがちゃんと届く人とのつながりを、大事にしてほしい。

きっと、それがこれからの人生をあたためてくれるはずだから。

あなたは、誰と生きていきたいですか?
そして、その人は笑っていますか?

最後に、私が歩いてきた道を、やさしく照らしてくれた一冊をご紹介します。(1年前にも紹介しています)

▶『君は誰と生きるか』(長松茂久 著)Amazonで見る

それでは~また。



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