シンプルライフ実践中のRinです♬
デイサービスの相談員をしていた時に、新規の利用者から「どんな服装で通ったら良いですか?」と聞かれる事がありました。
そこで今日はデイサービスに行く時にどんな服装が良いのか?
その辺を紹介したいと思います。
デイサービス利用時の服装
デイサービスにも様々な種類があります。
運動機能訓練に特化したデイサービスや趣味やレクリエーションに力を入れているデイサービス。
そして時間も長時間のものから短時間まで色々です。
今回は、一般的なデイサービスである程度の機能訓練が出来る人と想定した場合になります。
高齢者にありがちな服
体型変化で服が合わない
高齢になってくると、若い頃と比べて体型が変わってくる人が殆どだと思います。
こんな服で困っている人は多いです。
- サイズが合っていない服
- 留めにくくなったボタンやホック
高齢になって肉が落ち痩せてしまった方の場合、肩の肉が落ちてなで肩になり肩で服が止まらず落ちてしまったり胸が大きく開いてしまう事があります。
反対に太ってしまってサイズが合わないという場合もありますね。
サイズ感は大事ですね。
機能の低下により気に入った物が着られない
- 視力や指先の機能が低下した事により、ボタンやホックが留めにくい。
- 体が不自由になっために好きな服が着られなくなった。
こんな悩みを抱える人は多いです。
出来るだけ自分の事は自分でやりたと思っている人がほとんどです。
そのためには、好みと機能性をバランス良く取った洋服選びが必要ですね。
デイサービスにお勧めの服装
デイサービスに限らず、病院や施設はエアコン等の空調設備が整っていると思います。
人によって体感温度は違うと思いますので重ね着できる服が良いです。
見た目がお洒落で、機能的なカーディガンも1枚は欲しいアイテムですね。
コンパクトで、ポンチョやブランケットにもなるカーディガンは入院中にも1枚あると良いですね。
男性もカーディガンやベストがあると空調に合わせて脱ぎ着ができるので1枚はあると便利です。
また、機能訓練の為の運動やレクリエーションをするので、動きやすい服の着用が望まれます。
更に、入浴やトイレの時に脱ぎ履きしやすい伸縮性のある服は、本人も介護者も負担がないと思います。
服選びのポイント
デイサービスに通う時の服装のポイントはこちらです。
- 一人でラクに着られる
- 柔らか素材で着心地が良い
- 体型カバーをしながら綺麗なシルエット
機能面だけでは寂しいですよね。
お洒落心も入れた、便利な服を次に紹介したいと思います。
デイサービスに着ていく服の例
その人らしさの中にも機能的に優れている服装がお勧めです。
シャツ&ブラウス
トップスを選ぶ時のポイントは身幅がたっぷりしていてる服がお勧めです。
身体状況によっては片手でも着やすい服が良いですね。
こちらのシャツですが、パット見はボタンシャツに見えますが、実はボタンはダミーでマジックテープが裏に付いています。
女性用のシャツとしても羽織としても着られそうなこちらもワンタッチテープです。
片手でも着やすいので片麻痺がある場合の他にも、骨折等で一時的に手が不自由になったりした場合にも便利そうです。
ズボン
ズボン選びのポイントです。
- たっぷり股上タイプで座っても背中が出ない
- ゴムの伸縮性が良く着やすい
暑い時期
暑い時期は、肌離れがよくサラッとしている楊柳素材がお勧めです。
シワが目立たないのでノーアイロンで着られるのもメリットですね。
男性用も同じ楊柳素材のズボンが暑い時期にはお勧めです。
どちらもウエストはゴム仕様になっています。
寒い時期
寒い時期は、裏起毛等の暖かい素材が良いですね。
女性用のこちらは裏起毛で太もも周りがゆったりしたタイプです。
男性用も裏起毛のスラックスです。
キチンと感があるのに楽ちんなズボンは何枚か揃えておいても良さそうです。
番外編
むくみやすい足や、膝の治療等で膝を出したい時にお勧めのズボンです。
保温性があり柔らかゴムを使用しているこちらのズボンは、膝が出しやすいようにファスナーが付いています。
お洒落していっても良いの?
あまり華美になり過ぎると、体操等に支障が生じてしまうかもしれません。
しかし、介護されているんだから、お洒落をしなくても良いと思うのも残念ですね。
デイサービスが唯一の社交場になっている高齢者も多いです。
身なりに気を付け、自分の個性を大事にした服は自立にも繋がります。
余談ですが、利用者でいつもお洒落で素敵な女性がいました。
初めてのデイサービス利用が冬であったため、豪華な毛皮のコートを着て来られました。
田舎という土地柄もあるとは思いますが、周りの利用者は少し驚いて話し掛けづらそうにしていました。
慣れてくると問題はありませんでしたが、あまり周囲の人とかけ離れた服装は、最初は戸惑う可能性もありますね。
デイサービスを利用する前には見学をすると思いますが、その時に職員の人に確認しておくといいかもしれません。
父親の場合
独居だった父親の場合は週に5日デイサービスに通っていました。
その際に、デイサービス用のバッグ5つに着替えを入れて自宅に置いておき、その都度デイサービスへ持って行っていました。
しかし、バッグを勝手にいじってしまって必要な着替えがない!! なんて事になってしまったのです。
バッグの中には、靴下だけ大量に入っていた事があったそうです(笑)
デイサービスのスタッフもびっくりですよね。
その後は、下着等の着替えは5日分デイサービスに預かってもらい、週に1度洗濯して再度預けるというスタイルに変更しました。
デイサービスの服に困っていた時に、友達から大量の服と下着を頂きました。
どれもこれも綺麗に管理してある服。
そして、新品の物まで!!
実は、お父様が使われていた物です。
友達のお父様と、お揃いの服を着ている父親。
これは本当に助かりました。
離れた親の介護をする場合には、洗濯が毎日できないのである程度の枚数は必要になりますからね。
デイサービスの服装の事について書きました。
それでは~
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