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「大人のひきこもり」見えない息子と暮らした母親たちを読んで

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次回のLIVE配信は8月29日21:00からです。

我が家はステップファミリー

いよいよ話題は再婚物語です。


お楽しみに♬

シンプルライフ実践中のRinです♬

「50代からの暮らしの整え方」を出版した際に、お世話になった臼井美伸さんが本を出されたとのことで、早速読ませていただきました。

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子供の「引きこもり」の問題に苦しみ、ようやく出口を見つけた8人の母親たちの物語が書かれています。

タイトルを見て、「ちょっと重たい本かな・・・」と思いました。
ひとまず、1人の物語を読んでみようと本を手に取りました。

少しネタバレもあります。

70代の母親Mさんのケースです。

長男(40歳)Yさんは、22歳の時から引きこもりになりました。

Yさんの異変は、中学1年生の夏休みに起こりました。
登校日に、学校へ行かなかったのです。
しかし、登校日に休むくらい大したことではないと思っていました。

そして、夏休みが終わった9月1日に階段から転落してしまったんです。
後からわかったのですが、学校へ行きたくないから自分から階段を落ちたんです。
それほどまでに、学校に行きたくなかったんですよね。

中学卒業後は、アルバイトをしながら旅行などへも出かけていましたが、22歳頃からはアルバイトもいかなくなってしまいました。

「お母さん、僕はもうどこへも行かない。何もしない。僕のことは放っておいてくれ。」

そう言って、部屋に引きこもるようになり、その日から家族はYさんの姿を見ることができなくなってしまったそうです。

家族に姿を見せることも声を聞かせることもなく座敷牢のような部屋で10年間引きこもりが続きました。
その間には、Mさんが癌になり手術をしました。
息子のことを考えると夜も眠れない。
癌に治療を受けながら心療内科へも通う日々。

「いっそ死んでくれたら」と思ったMさんと、「崖から飛び降りて死のうと思ったが死ねなかった」と、語るYさん。

そのYさんが、引きこもり家庭のサポートをしている団体の助けを借りて、10年ぶりに家族の前に現れた。
10年ぶりに太陽の下に出た。

読みながら涙が溢れてきました。
家族も本人もどんなに辛かったか。

Mさんの言葉です。

「何をするにも時間がかかるので、つい手助けしたり、言葉を出してしまいがちですが、母親としては「待つ」ことが大切なんだと感じます。

この待つということは、本当に大事だと思いますね。

私も、ついつい先回りして子供が転ばないように手を出し過ぎていました。
子育てをしながら「待つ」ことの大切さを学びました。

引きこもりの子ってね、うるさく話しかけてはいけないんです。
少し会話が出来たからって調子に乗って話しかけていると、突然シャッターをおろされますから。

話す事より、聴くことが大切だし、それ以上に待つことも大切。
引きこもりには「母親の口出しには効果はない」そうです。

母親がすべきことは黙って見守ることだそうです。
子供との距離感については、私も以前書きました。

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そうは言っても、なかなか難しいですよね。
だって、母親には無責任に色々言ってくる多くの敵がいるんです。

そんな敵に対する対処方法も書かれていました。

知っているのと知らないとでは大違い!
引きこもりのサポート施設の方に既に相談しているが解決できないと悩んでいる方必見。

また、この本は、引きこもりで悩んでいる方だけでなく、

子育て中の、全ての方に読んでもらいたい。

久しぶりに全力でお勧めします。
もちろん、一気に全てのケースを読んでしまったのは言うまでもありません。

この本は、娘にも読ませたい。
「大人のひきこもり」見えない息子と暮らした母親たちについて書きました。
それでは~

「大人の引きこもり」見えない息子と暮らした母親たち [ 臼井 美伸 ]

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