おはようございます、Rinです。
最近、ふとした動きの中で「なんだか股関節が開きにくいな」と感じることが増えてきました。
普段の暮らしではなかなか意識しない場所だからこそ、その小さな違和感が気になってくるんですよね。
実は、介護保険の認定調査で現場に出ることがあるのですが、そこでよく感じるのが「股関節が既定の角度まで開かない方」が思いのほか多いということ。

この規定の角度とは膝の内側をおよそ25㎝程度開くかどうかチェックします。

年齢のせいだけではなく、日常のちょっとした習慣が影響しているように思います。
たとえば、洋式トイレ。
日本人は洋式トイレでもあまり足を広げずに排尿する方が多いそうです。

その結果、陰部が不衛生になりやすくなったり、骨盤や股関節周辺の筋肉を使わないまま衰えてしまうこともあるとか(参照:泌尿器科医の解説より)。
私自身も、洋式トイレではズボンの裾が床に触れないようにと、つい足を閉じがちになってしまうことがあります。
これって無意識のうちに「開かないクセ」をつけてしまっているのかもしれませんね。
では、股関節が開きにくくなると、どんな影響があるのか?
まず、日常生活での動作に影響が出ます。
立ち上がる、しゃがむ、歩くといった基本動作がスムーズにできなくなり、転倒のリスクも高まります。
また、股関節の動きが悪いと、代わりに腰や膝が頑張りすぎてしまって、腰痛や膝痛につながることもあります。
股関節のことはこちらを参照してください→日本理学療法士協会資料
そしてもうひとつ、姿勢にも影響が。
股関節の動きが悪いと骨盤が前傾したり、背中が丸くなったりして、見た目の印象まで変わってしまいます。
これって、ちょっとショックですよね。
だからこそ、大切なのは「意識して股関節を動かすこと」。
私が日々取り入れているのは、椅子に座ったままできる簡単なストレッチや、立ち姿勢で足をゆっくり大きく回す運動です。
例えば、片脚を膝から持ち上げて、外側にぐるりと円を描くように回す。
これだけでも股関節周りがじんわりほぐれてくるのを感じます。
また、ランジの姿勢で股関節の前側(腸腰筋)を伸ばすストレッチもおすすめ。

詳しいやり方はこちら。
- 片膝を床につき、もう一方の足を前に出します(膝が直角になるように)。
- 背筋を伸ばし、前に出した足に少し体重をかけていきます。
- このとき、後ろ側の股関節(太もものつけ根)がじんわり伸びていればOK。
- 呼吸を止めずに、10〜20秒ほどキープ。
- 反対側の足も同じように行いましょう。
※ 痛みがあるときは無理せず、浅めの姿勢でも十分です。
より詳しく見たい方はこちらへ→出典:筋トレに「ランジ」を取り入れてみよう
テレビを見ながらでもできるので、続けやすいんですよ。
要は、「毎日少しずつ動かす」ことが大事。
特に私たち50代以降は、筋肉の柔軟性も徐々に落ちてきます。
何もしなければ硬くなる一方。
でも、少し意識を向けてあげるだけで、体はちゃんと応えてくれますよね。
股関節がよく動くと、歩幅も自然と広がりますし、姿勢もピンと整って見えるようになります。
何より、自分の足でしっかり歩けるという安心感は、これからの人生にとって何よりの財産。
日々のストレッチって、ついサボりたくなることもありますが(笑)、
将来の自分のために、ほんの数分でも股関節に意識を向ける時間を持ってみてくださいね。
皆さんもぜひ、今日から少しだけ「股関節を開く習慣」を始めてみませんか?
洋式トイレでも、いつもよりそっと足を開いて座ってみる。
椅子に座ったまま、膝を左右に軽く開く。
立ったまま、片脚をぐるっと回してみる。
どれもほんの数秒でできること。
それを毎日のルーティンにするだけで、10年後の自分がもっと元気でいられると思うのです。
「老後も自分の足でしっかり歩く」ために、今日も一緒にコツコツいきましょうね。
それでは~また。
※無理は禁物です。
痛みがある方や、持病などで運動に制限がある方は、かかりつけ医や専門家にご相談のうえで行ってくださいね。
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