シンプルライフ実践中のRinです♬
この10月1日から75歳以上の人が加入する後期高齢者医療保険が一部変更になります。
今までは現役並みの所得がある人3割負担でそれ以外は1割負担でした。
それが10月以降は、2割負担の区分が新たにできるので所得によってはいっきに倍の医療費がかかってしまう人もいます。
課税所得が28万円以上かつ「年金収入+その他の合計所得金額」が単身世帯の場合200万円以上、複数世帯の場合合計320万円以上の方は、窓口負担割合が2割となります。
出典:厚生労働省HPより
これ、いったいどのくらいの人が対象になるのかと思ったら、計算では約1割負担の人の20%近くの人が2割負担になるようです。
5,000円だった医療費が10,000円になったらちょっと厳しいですよね💦
そこで3年間は経過措置として申請すれば負担増加額が3,000円以内に収まるようになります。
実家のご両親が対象になるようでしたら市町村から申請書が届いたら忘れずに手続きを行うように声掛けくださいね。
しかし、これから老後を考える身としては心配です。
きっと、私が後期高齢者になる頃にはもっと厳しい状況になっているかもしれません。
介護保険料もどんどん値上がりしていますしね。
ふ~~💦
介護認定受けていると障害者控除が使える?
さて、今年も残すところ3ヶ月ちょっとです。
確定申告に提出する医療費控除控除の対象になる領収書等を定期的に集計してまとめています。
そんな時に、ふと思った事を・・・。
姑は脳梗塞を発症してから、要支援認定を受けています。
右上下肢の不完全麻痺が残ってしまいましたが、身の回りの事は殆ど自立しています。
ただ、転倒の危険性がある事から住宅改修と福祉用具の貸与を受けています。
実家の住宅改修の様子はこちらに書きました。
⇩
≫介護保険での住宅改修とは?
姑は対象ではありませんが、障害者手帳を持っていなくても一定の基準を満たしている場合は、所得税や市民税が減額になる制度があることをご存知ですか?
障害者控除対象者認定書とは?
例えば、愛知県岩倉市の場合、こちらの要件を全て満たす人には障害者控除対象者認定書が発行されます。
- 要支援2・要介護1から5の要介護認定を受けている人
- 身体障害者手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳の交付を受けていない人
- 生活保護を受けていない人
私が住んでいる地域でも、65歳以上で認知症や身体の障害がある一定の基準に該当する方は対象になります。
その際には、介護保険に認定調査資料を基に審査するようですが、介護認定を受けているから必ず認定されるわけではありませんのでご注意ください。
認定を受けるメリット
障害者控除対象者認定書が受けられると、どのようなメリットがあるのか?
認定書を提示する事で、本人または扶養者が、障害者控除(または特別障害者控除)を受ける事ができます。
これ、大きいですよね。
親を扶養している場合、扶養控除にプラスして障害者控除も受けられる事になりますので、年末調整か確定申告で控除を受けてください。
申請から認定を受けるまで日数がかかるので、介護認定を受けているご家族がいらっしゃる方で、まだ申請を受けてない方は検討してみてはどうでしょうか?
「そんなの知らなかったよ~」という方は、過去最大で5年まで遡って交付を受ける事もできるようなのでお住まいの市町村で確認してみてくださいね。
申請方法
お住まいの市町村のホームページで申請書をダウンロードするか、窓口で受取り必要事項を記入して提出するだけです。
場合によって、介護保険被保険者や申請者の身分証明が必要になると思いますので市町村で確認してください。
基本的に、その年の12月31日を基準として発行されますので、令和4年分は翌1月以降に交付となります。
しかし、市町村によっては12月から受付を開始したり、本人の急激な状態変化がないと判断される場合は年末調整用に11月に受付てくれたりするところもあります。
今日は、興味のない話題だったなと思われた方もいるかもしれませんが・・・。
お付き合いいただきありがとうございます。
※市町村によって取り扱いに違いがありますので、お住まいの市町村で必ずご確認ください。
※既に障害者手帳を持っていたり、所得税や市民税が非課税だったりする方は必要ありません。
デイサービスへは何を着ていく?
親の異変に気付ける?
50代からの暮らしの整え方