突然ですが、ゼロの法則って知っていますか?
数年前に、お寺の僧侶からゼロの法則を教えて頂きました。
良い事の裏面には悪い事があり、必ずプラスマイナス0になる。
その反対もある。
全ての出来事が、プラスマイナスゼロで成り立っている。
そんな、お話だったと思います。
何となく、ぼんやりと分かったような、分からないような・・・・。
その時は、そう思っていました。
しかし、ゼロの法則を知ってから、この事だったのかと思う事が時々あります。
最近では、父親の事です。
子供の頃に、私達を捨てて蒸発した父親。
ひょっこり出てきて、私達姉妹が介護を担う事になってしまいました。
一見、親の介護(マイナス)と思ったけれど、実は大きなプラスもあったのです。
その、一番大きなことは、親を介護するうちに、親に対する憎しみが消えていった事です。
その事は、介護ブログにも書きました。
辛い記憶しかない父親との関係。
それでも父親であることに間違いない。
数日前に、初めて夫が父親に会いました。
びっくりするくらい私に似ていたそうです。
寝たきりになるか、認知症になるまでは優しい言葉は掛けたくない。
いや、掛けられないと思っていました。
私も歳をとったのだと思いました。
今は、姉と交代で手続きや様子を見に行っています。
近所の人に会ったら、
「娘が来てくれたんだよ」と嬉しそうに私を紹介する父親。まんざらでもなかった自分が不思議です。
私達の事を、嬉しそうに近所の人に話す父親。
そんなやり取りを、嬉しいと思う自分がいたとは、信じられなかったです。
退院する時に、足元がフラフラしていたので、手を差し伸べたら私の手をしっかり握った父親。
こうやって手を握ったのは、50年振りなんだよな・・・・。
大きくて、怖かった父親。(DVでしたからね)
こんなに小さくなってしまって、亡くなった祖父にそっくり。
そして、すっかり立場が逆転して、子供のようになった父親。
この歳になり、初めて父親の事を可哀想だと思いました。
そんな気持ちになれたのも、父親がアルツハイマー型認知症になったから。
父親の病気のお陰で、心の強張りが少しずつ、確実にほどけていったと感じました。
これが、私にとっての大きなプラスでした。
憎しみを抱いて生きるほど、苦しい事はないですよね。
これでプラスマイナスゼロなんだなと思いました。
最初は、理解しきれなかったゼロの法則。
教えて頂いた事で、マイナスの中にあるプラスを意識できたことは大きかったです。
それを意識するかしないかで、自分自身の幸福度がまるで違ってきてしまうと思いました。
お腹が空く(マイナス)時に食べ物を口にする(プラス)から美味しい(バランスが取れている)んですよね。
もし、お腹が空いていない(プラス)のに、どんどん食べてしまう(プラス)と美味しいと感じないし、体調を崩して(マイナス)しまうかもしれない。
自由への橋サイトにも書かれていました。
男性(プラス)と、女性(マイナス)がいるから、子供(ゼロ)が生まれる。
息を吸う(プラス)のと、吐く(マイナス)のが合わさってゼロです。
生きていくためには、どちらか一方ではダメだと。
ゼロが一番良い状態。
この教えは、過去に記事にしたこちらにも通じているなと思いました。
4年前の記事です。
「これもまた過ぎ去るだろう」と書かれた指輪をもらった王様
何かが起こったら、それが良いことか悪いことを決める前に、指輪に触れてこの言葉を読めば、いつも平和な気持ちでいることができる。
苦しいことがあっても「これもまた過ぎ去る」
良いことがあっても、「これもまた過ぎ去る」
そう思って、平らな気持ちで「今この瞬間を生きる」ことが大事なんだと。
良い事があった時は、マイナスを考える(意識する)
良い事があった時は、嬉しいですよね。
しかし、調子に乗り過ぎない、浮かれ過ぎない事が大事だと思います。
良い事があったら、自慢せずに謙虚でいる。
ここが一番難しい💦
つい、言いたくなっちゃう。
また、良い事のおすそ分け(マイナス)をすることで、プラスマイナスゼロにできます。
バランスが取れるということですね。
臨時収入(プラス)があった時には、寄付(マイナス)をしたり、夫にもおすそ分け(マイナス)したりとね(笑)
どうせなら、相手が喜ぶマイナスを自分に与える。
そんな事を思ったひと時でした。
ゼロの法則の解釈が少し違っているかもしれませんが、私なりに思った事を書きました。
長くお付き合いいただきありがとうございました。
私の最愛の人は・・・。
シニア世代がハッピーに生きるためには?
これだけはやっておきたたい!