夫45歳、妻(Rin)51歳、娘(実子)28歳の子連れ再婚物語です。
14年程前を思い出して書いています。
再婚物語を最初から読みたい方は、こちらからどうぞ!
アラフォー再婚物語「養父の立ち位置」
再婚して、最初に悩んだことは、娘の父親になった再婚相手の呼び名をどうするか?
先夫の事は、「お父さん」と呼んでいました。
同じ呼び名だと、娘と二人で話す時に紛らわしいと考えました。
(そう思ったのは娘と私だけね)
小さい子供だったら、新しい父親を「お父さん」と呼ぶことも自然に出来ると思いました。
しかし、もうすぐ高校の娘は少し抵抗があるかなと思いました。
今更、パパもないしね~。
娘と話し合って、養子縁組した父親の事は「父(ちち)」と呼ぶことにしました。
「父上」と呼ぶには仰々しいしね(笑)
いきなり、父親になった夫はどんな心境だったのでしょうか。
おさげ髪の15歳の女の子の父親になった夫。
「子育ての大変な時期をすっ飛ばして、こんな可愛い女の子の父親になれて嬉しい」
と言っていました(笑)
夫も娘も、一緒に住み始めた時は緊張していたと思います。
お互い最初は居心地が悪かったんじゃないかと思います。
夫は、家の中ではパンツ一枚で平気で過ごしていたようですが、娘と同居してからはそうはいきません。
どんなに暑くても、ちゃんとシャツにステテコは履いていました(笑)
朝の支度も時間が被るので、娘に遠慮して洗面所を使わずキッチンで顔を洗ったりしていました。
毎日、娘は朝シャンしていましたからね。
娘も、お風呂に入る時に鍵など閉めたことがなかったのですが、必ず鍵を閉めていましたね。
最初は窮屈な思いもありましたが、お互いが家族になろうと頑張りました。
初めから仲良く出来ればそれが一番ですが、なかなか難しいですよね。
夫も、急に父親らしくと言っても無理です。
結婚前と同じく、娘が喜ぶことを一生懸命していました。
- 塾や遊びに出かける娘の送り迎え。
- 美味しそうなスイーツを見つけたら娘に買ってくる。
- いつも笑顔で接する。
初婚でも、一緒に生活してから相手の意外な面が発見されて口論になったり、相手の親との関わりが上手くいかずに、嫁姑問題に発展したり色々ありますからね。
子連れ再婚となると、更にお互いの子供に対する気遣いが大切になると思います。
私の知り合いは、お互いに子供がいて再婚しました。
再婚後、相手の子供が自分の子供をイジメるという理由から結婚生活3カ月で別居して離婚した人がいます。
お互いが良くても、子供同士の関係や継父と子供の関係など色々複雑ですものね。
ステップファミリーが、完全に打ち解けるには10年かかるとも言われています。
それだけ、子連れ再婚は難しく、時間がかかるものなんですね。
早く親子らしくなろうと焦らず、毎日が気持ちよく過ごせる。
そんな毎日の積み重ねが、実は大事だなと思いました。
再婚物語の続き(最終回)はこちらです。